愛媛県への質問書ー被ばく前提の計画

8.被ばくすることが前提の避難計画となっている現状について

 規制委員会の指針は100兆ベクレルのセシウム137の放出を前提としたものです。現在の避難計画は被ばくが前提となっている点についてどうお考えですか。

 

県の回答:

 県広域避難計画では、万一の事態にも住民が安全に避難等ができるよう、福島第一原発事故や国際基準等を踏まえた国の原子力災害対策指針に基づき、緊急事態区分(EAL)や区域区分(PAZ、UPZ)に応じた放射性物質放出前からの予防的避難や屋内退避等の防護対策を盛り込んでおり、被ばくを前提とした計画であるとは考えておりません。

 

コメント:被ばくを前提としていないという考えのようで、回答(2)に反した回答となっています。問題としている「被ばく」という言葉について、県は「フクシマ級の大規模な」被ばくという別の定義をしているのではないでしょうか。このあたりは県は説明責任を果たしていないと言わざるを得ません。